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『@DIME』に記事が掲載されています

小学館のウェブサイト『@DIME(アットダイム)』に、私が取材・執筆を担当した記事が掲載されています。

記事は連載「ヒット商品開発秘話」で、今回はアサヒビールの『アサヒもぎたて』を紹介。
開発の経緯、コンセプトを実現するための工夫、ネーミングやパッケージデザインを決めるまで、などについて紹介しています。
 
『アサヒもぎたて』はアルコール度数9%の缶チューハイ。
特徴は24時間以内に搾汁した果汁を使用するなど、徹底して新鮮にこだわってつくりました。
 
缶チューハイのようにそのまま飲用可能なRTD(Ready To Drink)市場は、堅調に推移していますが、市場をけん引しているのが、アルコール度数7%以上の高アルコールタイプ。
同社はビール事業とは異なり、RTD事業ではやや苦戦を強いられていたこともあり、好調に成長している高アルコールタイプの缶チューハイ市場で勝負できる新ブランドをつくることにしました。
 
開発にあたり、約5000人に及ぶ調査を実施。
そこからわかった理想のチューハイは、居酒屋で提供される生搾りであることがわかりました。
さらに調査を進め、居酒屋の生搾りが美味しいと思う理由を調べると、その答えは「新鮮さ」に行き着きました。
こうして、新鮮さに徹底してこだわった缶チューハイを開発することになったというわけです。
 
新鮮さを維持するためには、材料と製造法の2面から従来にない工夫を取り入れます。
材料では、収穫から24時間以内に搾った果汁のみを使用することに。
レモンの場合、通常は効率面から収穫48〜72時間で搾汁しますが、収穫から24時間以内に搾汁してくれるところを探し調達することにしました。
製造法では、「アサヒフレッシュキープ製法」を独自に開発。
2つの技術を掛け合わせて、鮮度が落ちないようにしました。
店頭に並んでいる缶チューハイは一般的に、製造から1〜2か月程度経ったものなので、時間が経過しても新鮮さを維持するには、製造法も革新する必要があったわけです。
 
また、ネーミングは新鮮さを伝わるものとして、800案の中から『もぎたて』に決定。
パッケージデザインについては、新鮮さと高アルコール感が両立するものとして、500案の中から決めました。
新鮮さは果物に葉っぱを付け、高アルコール感は銀色に黒文字で表現。
あと、果物のイラストが缶の上部に来ているのは、果物をもぐことを想起させるためでした。
 
すでにご愛飲の方はもちろんのこと、高アルコールの缶チューハイが好きな方、新鮮な缶チューハイが飲みたい方、などご興味のある方はぜひ、サイトにアクセスしてください。
 
(2016.09.30追記)
 URLが変更になったようなので、リンクを貼り直しました。

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4 Comments

自遊自足  

No title

実は缶酎ハイって飲んだことないんです。なんとなく甘ったるいかな~って思いがあって・・・・。今日は一本だけ買ってみたいと思います

2016/09/26 (Mon) 06:49 | EDIT | REPLY |   

管理人の大澤裕司  

自遊自足さんへ

コメントありがとうございます。

缶チューハイの類が甘ったるいのは同感です。
個人的には、それほど気にならないのですが、
あれが苦手という人は多いと思います。
これは取材前に飲んでみましたが、
今までの缶チューハイと違い、
居酒屋の生搾りに近い感覚がしました。

2016/09/26 (Mon) 19:44 | EDIT | REPLY |   

hippopon  

No title

酎ハイ、、
前には少し飲めたけど、、
それは、グレープフルーツ味だったような、、

今飲んだら倒れる。
この前かす漬けで、酔いました。

2016/09/28 (Wed) 12:57 | EDIT | REPLY |   

管理人の大澤裕司  

hippoponさんへ

コメントありがとうございます。

かす漬けで酔ってしまったのであれば、
チューハイを飲むと大変なことになりますね。
泥酔は確定かも。
とくに今回紹介したものは
アルコール度数9%とチューハイの中では高いですから、
なおさらですね。

2016/09/28 (Wed) 13:40 | EDIT | REPLY |   

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